ログイン

高校野球

天理vs履正社

秋季近畿大会(2010年) 決勝

2010年11月7日 県営紀三井寺球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
履正社 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
天理 0 0 0 0 1 0 0 1 x 2

投手

履正社 渡辺→星田→飯塚
天理 中谷→西口

◎…夏の甲子園初戦と同じ対戦になった決勝は、天理が両校無失策の接戦を制し、雪辱を果たした。 天理は1点を追う5回2死一、二塁から、伊達が低めのスライダーをうまく右前に運んで同点。8回は4連続四死球の押し出しで貴重な決勝点をもぎ取った。先発の1年生左腕の中谷は7回途中まで5安打を浴びながら、落ち着いたマウンドさばきで1失点。継投の西口も2度勝ち越しの走者を得点圏に背負ったが、球威ある直球で要所をしめた。8回2死満塁で左前に抜けそうな強いゴロを遊撃手岡部が好捕、堅守も光った。 履正社は4回、主将坂本の左翼線二塁打で1点を先制。天理を上回る8安打を放ったが、8残塁と攻めあぐねた。継投したエース飯塚は3回を無安打に抑えたが、死球から制球を乱した。◎…両チーム無失策と決勝にふさわしい好ゲームは、履正社が終盤に力尽き、あと一歩及ばなかった。 履正社は4回、中前安打の石井を一塁に置いて、二死から主将の坂本が左翼線に適時二塁打を放ち先制。同点で迎えた8回は石井、永田の連打などで二死満塁と攻め、坂本が三遊間にヒット性の当たりを放ったが、天理の好守備に阻まれた。 投手陣は再三得点圏に走者を背負ったが、1回に二塁手正木が横っ飛びで、3回には左翼手大西が背走しながら、それぞれ打球を好捕するなど堅い守備でもり立てた。 天理は5回、1死一、二塁から伊達の適時打で同点に追いつき、8回は4連続四死球で勝ち越し。中谷、西口の継投で逃げ切った。