今治西vs高知

　今治西が試合巧者ぶりを発揮し、両校の意地がぶつかり合った白熱した雨中の決勝を制した。　今治西は1点を追う11回、代打長井が死球で出て、送りバントで二進。次打者の代打佐々木の初球に長井がバッテリーのすきを突いて三盗に成功。試合の流れを引き寄せると、佐々木が左前に適時打して長井をかえして同点とし、相手左翼手が打球の処理にもたつく間に二塁へ進んだ。さらに合田の右前適時打で佐々木が二塁から一気に本塁を陥れ、サヨナラ勝ちした。　高知は11回、内野安打の山崎隼を、筒井が右中間を破る適時二塁打を放って迎え入れ、1点を勝ち越した。前日の準決勝に続いて完投したエース筒井は174球を投げ、カーブやナックルなどを駆使して今治西を苦しめた。