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高校野球

下関商vs八頭

秋季中国大会(2007年) 決勝

2007年11月4日 球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
八頭 0 0 0 1 0 1 0 1 0 0 3
下関商 1 0 0 0 2 0 0 0 0 1 4

延長10回

投手

八頭
下関商

 第109回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の決勝が4日、広島市民球場であり、下関商が八頭(鳥取)を延長10回サヨナラで下し、秋季大会は29年ぶり2回目、春秋あわせて3回目の優勝を決めた。 下関商は3日の準決勝に続くサヨナラ勝ち。1回戦、準々決勝でも序盤の点差を跳ね返して勝ち上がった。大会を通じて土壇場での勝負強さが光った。 下関商はじりじり追い上げられる苦しい展開だったが、持ち前の粘り強さで延長戦をサヨナラで制した。 下関商は1回、先頭の新田が内野安打で出塁。犠打と西村卓の左前安打で1死一、三塁として、岡田の左犠飛で早々と先制した。同点で迎えた5回は浜崎の左翼線二塁打と末次の中前安打で勝ち越した。好機は続き、2死二塁から竹野内の中前安打でさらに1点追加。中盤まで試合を優位に進めた。 浜崎は今大会初先発。立ち上がりは好調で切れのある直球とスライダーで、3回まで八頭に1人も走者を許さなかった。だが中盤以降八頭はコースが甘くなった球をとらえはじめ、8回には同点に追いつかれた。 下関商は10回から島田が登板。2死二塁のピンチをしのいだ。 サヨナラ劇は10回2死走者なしからだった。岡田の四球、藤田貴の中前安打で2死一、二塁。続く和泉が「狙っていた」という初球の外角高めの直球を振り抜き、左中間へ。二塁走者岡田が歓喜の表情で本塁を駆け抜けた。