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高校野球

駒大苫小牧vs済美

第86回全国高校野球選手権大会 決勝

阪神甲子園球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
済美 2 3 0 0 1 3 0 1 0 10
駒大苫小牧 1 0 2 3 0 3 3 1 x 13

投手

済美 福井→藤村→福井
駒大苫小牧 岩田→鈴木

本塁打

済美 小松
駒大苫小牧 糸屋

 両チーム合わせて39安打が飛び交った壮絶な打撃戦を駒大苫小牧が制した。ただ、試合を大味にせず、なおかつ勝利に導いた要因は、中盤の競り合いで見せた堅守にほかならない。 逆転した直後の5回、左前安打を処理した左翼手原田と遊撃手佐々木孝の好連係で、二塁走者を本塁で刺した。続く6回無死二、三塁では、中前へ適時打を浴びたが、中堅手桑原の本塁への好返球で再び二塁走者を刺した。ピンチで致命的な大量失点を防いだ。 打線は2回までに4点差をつけられたが、焦らずに鋭い振りで逆転。再びリードを許すも、6回は糸屋の2点本塁打などで追いつき、7回には佐々木孝、桑島らの3連続適時打で勝ち越し。流れを完全に引き寄せ、2番手の鈴木を援護した。 甲子園での5試合で失策はわずかに1。猛打とともに、チームの根底を支える堅守が、北海道勢初の栄冠をもたらした。