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高校野球

広陵vs横浜

選抜高校野球大会 決勝

阪神甲子園球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
広陵 2 0 2 2 0 4 0 2 3 15
横浜 1 0 0 1 0 0 0 0 1 3

投手

広陵 西村
横浜 涌井→成瀬

本塁打

広陵 藤田
横浜

 広陵は1回、藤田の2点本塁打で先制すると、その後も強力打線が威力を発揮。決勝での最多記録となる計20安打で圧倒した。先発西村も力投、横浜の反撃を3点に抑えた。 広陵が見事な集中打を披露した。1回、藤田が右本塁打。先手を取って勢いに乗り、涌井、成瀬両投手を攻め続け、計20安打を浴びせた。 各自が狙い球を絞り、球に逆らわずに打ち返す。大振りをせず、コンパクトに強くたたく意識が徹底していた。特に上本、片山の1、2番が野手の間を抜く打撃でチームを引っ張った。また、片山、辻らがわずかなすきを突いて思い切った走塁をするなど、終始積極的な野球を貫いた。 屈指の本格派・西村がほぼ一人で投げ抜き、評判通りの力を発揮できたのも、この攻撃陣の援護があればこそ。 横浜は、つめを痛めている成瀬に代え、涌井を先発させたが、緊張からかそれまでの伸びやかな腕の振りがなく球威、制球とも欠いたのが誤算。 打線も1回、西村に3連打で反撃したものの、その後は攻めが淡泊となった。思わぬ大差に、持ち前の機動力や小技を生かす機会を失った。