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高校野球

明徳義塾vs智弁和歌山

第84回全国高校野球選手権大会 決勝

阪神甲子園球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
智弁和歌山 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
明徳義塾 0 0 1 2 0 0 4 0 x 7

投手

智弁和歌山 田林→本田
明徳義塾 田辺

本塁打

智弁和歌山 岡崎
明徳義塾 田辺,山口

 走者を確実に送って快打を引き出す。硬軟織り交ぜた攻撃ができる実力校同士の対決は、打力に勝る明徳義塾が徐々に差を広げて快勝した。 明徳は3回、1死一塁から山田が送りバントをきっちり決め、沖田が右中間三塁打。先手をとると、4回は田辺、山口の本塁打で突き放した。長打はすべて直球を捕らえたもの。7回も無死からの走者を確実に送って、山田、沖田、森岡の3連打と筧の犠飛でだめを押した。 投げては田辺が緩急をうまく使った。伸びのある直球に緩いカーブを織り交ぜ、智弁和歌山打線を翻弄(ほんろう)。球威が落ちた終盤は、外角いっぱいに球を集めてしのいだ。 智弁和歌山も5回、上野正の中前適時打で1点を返し、9回には岡崎が中越え本塁打を放って意地を見せた。悔やまれるのは4回の攻撃。1死二、三塁からスクイズを外され、試合の流れを引き込むことができなかった。