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高校野球

星稜vs智弁学園

第77回全国高校野球選手権大会 準決勝

阪神甲子園球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
星稜 0 0 0 0 2 0 0 1 0 3
智弁学園 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

投手

星稜 山本
智弁学園 池田→木挽

本塁打

星稜
智弁学園 庄田

 星稜の勝因は左腕の山本の力投であり、もう1つは積極果敢な攻めだ。 その山本の球は生きていた。直球は走り、カーブの曲がりも素晴らしかった。内外角へ制球よく投げ分け、打線が自慢の智弁学園が3回以降は沈黙したのもうなずけた。疲れのみえた8回に四死球などで2死満塁のピンチを迎えたが、気力で乗り切った。とても2年生投手とは思えないマウンド度胸は大したものだ。 打線は5回、信藤、今井裕の適時打で逆転。8回には長津の安打と山崎の好走塁で1点をもぎとった。ややもすれば逃げの態勢に入りがちだが、この追加点は効いた。 智弁学園は池田、木挽の投手陣が何とか3点に抑えただけに、打ち負けたといえる。2回、庄田のランニング本塁打で先手を奪った後の打撃に振り遅れが目立った。打つポイントを前にするなどの工夫が欲しかった。