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高校野球
選抜高校野球大会 決勝
阪神甲子園球場
投手
初出場の観音寺中央(香川)が古豪の銚子商(千葉)を破って優勝した。 初陣の優勝は、第60回大会(1988年)の宇和島東(愛媛)以来で、史上15校目。香川県勢の優勝は、第32回大会(60年)の高松商以来で3度目となった。 観音寺中央は1回、長短打を集中して2点を先行、4試合連続で1回に得点をあげた。さらに6回、3長短打などで2点を加え、久保が銚子商を完封した。 観音寺中央は、高校野球にバントはつき物という常識を覆した。決勝でも、強気の攻めで、活路を開いた。 1回、先頭の土井がカーブを右中間三塁打し、先制の足場を築く。1死後、久保はカウント2―2から直球を3球連続ファウル、目先を変えようと嶋田が投げ込んだ甘いカーブを見逃さず、一、二塁間に引っ張り、先制点を挙げた。さらに室岡、高木の連打で満塁とし、樋笠の二ゴロの間に1点を加えた。 銚子商の嶋田は2回以降、直球主体に切り替えてよく投げた。 しかし6回、その直球を観音寺中央は狙い打った。久保、室岡の連打などで1死一、三塁。福がスクイズバント空振りの後、カウント1―2から、直球を左越え二塁打し1点。さらに2番手平津から小倉が押し出し四球を選び、リードを広げた。 銚子商は2、4回、得点圏に走者を送った。しかし4連投の疲れも見せず、丹念に低めを突く投球に徹した久保の気力が上回り、あと一打が出なかった。
初出場の観音寺中央(香川)が古豪の銚子商(千葉)を破って優勝した。 初陣の優勝は、第60回大会(1988年)の宇和島東(愛媛)以来で、史上15校目。香川県勢の優勝は、第32回大会(60年)の高松商以来で3度目となった。 観音寺中央は1回、長短打を集中して2点を先行、4試合連続で1回に得点をあげた。さらに6回、3長短打などで2点を加え、久保が銚子商を完封した。 観音寺中央は、高校野球にバントはつき物という常識を覆した。決勝でも、強気の攻めで、活路を開いた。 1回、先頭の土井がカーブを右中間三塁打し、先制の足場を築く。1死後、久保はカウント2―2から直球を3球連続ファウル、目先を変えようと嶋田が投げ込んだ甘いカーブを見逃さず、一、二塁間に引っ張り、先制点を挙げた。さらに室岡、高木の連打で満塁とし、樋笠の二ゴロの間に1点を加えた。 銚子商の嶋田は2回以降、直球主体に切り替えてよく投げた。 しかし6回、その直球を観音寺中央は狙い打った。久保、室岡の連打などで1死一、三塁。福がスクイズバント空振りの後、カウント1―2から、直球を左越え二塁打し1点。さらに2番手平津から小倉が押し出し四球を選び、リードを広げた。 銚子商は2、4回、得点圏に走者を送った。しかし4連投の疲れも見せず、丹念に低めを突く投球に徹した久保の気力が上回り、あと一打が出なかった。