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母国を想い 母国を離れ 前橋から目指す

世界一新しい独立国・南スーダンの五輪・パラリンピック出場予定選手が前橋市で昨年11月から合宿を続けている。内戦が続いた母国にはない練習環境を求めたが、日本でも新型コロナ禍、五輪・パラの延期と予想外の事態に。それでも4人の選手とコーチは市民に背中を押され、夢舞台へ練習を続けている。「活躍が母国を平和にする助けになる」と信じて(取材・福留庸友)

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練習拠点の運動場でウォーミングアップをする右からアクーン、アブラハム、マイケル、ルシアの各選手。左はパラリンピック出場を目指す地元の反町公紀さん(21)。一緒に練習を続けている=2020年6月16日撮影

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全力疾走するマイケル選手。「パラリンピックで活躍をすると、南スーダンのことが世界に知られ、それが国の助けになると信じている」=6月16日撮影

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ウォーミングアップする右からマイケル、アブラハム、ルシアの各選手。アブラハム選手は「トレーニング施設も生活のサポートもすべてが最高」と練習に打ち込む=6月16日撮影

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選手たちの滞在先の近くに住み、家族ぐるみで応援する矢作真美さん家族。初めての記録測定に挑むアブラハム選手に声援を送った=6月6日撮影

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矢作さん家族が作った新しい腕飾りを着けるたアブラハム選手。一緒に記念写真を撮った=6月6日撮影

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夕食を食べに行く定食屋を営む宮永成美さんの次女乃彩ちゃん(5)が練習に遊びに来ると、マイケル選手に笑みがこぼれた。緊急事態宣言が出されていた期間は、練習拠点の運動場も閉鎖され、河川敷で自主練習を続けた=5月1日撮影

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緊急事態宣言中の自主練習に、宮永成美さんの娘・結乃さん(6)、乃彩ちゃん(5)が練習に遊びに来た。選手たちは宮永さんが営む定食屋でよく夕食を食べている=5月1日撮影

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初の記録測定を終え、コーチのジョセフさん(59)は、新型コロナウイルスの感染防止のため、肘であいさつをした=6月6日撮影

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練習のある日の午前中、選手とコーチの5人は地元の語学学校で日本語を学んでいる。おじぎで授業は始まった=6月15日撮影

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日本語を学ぶマイケル選手。5人はみな自分の名前をカタカナで書ける=6月月15日撮影

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午前8時半から日本語の授業を受けたマイケル選手は、途中でおもわずあくびが出た=6月15日撮影

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日本語を学ぶ語学学校には、書き初めで5人が書いた漢字が飾ってある=6月15日撮影

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前橋市役所の食堂で昼食をとる5人。箸の扱いにも慣れた=6月16日撮影

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新型コロナウイルスの感染拡大防止で、5人は向き合わずに黙々と昼食をとっていた=6月16日撮影

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5人は週に1回、市内のスーパーで買い物をし、朝食の果物や休日の自炊の材料を買う=6月16日撮影

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クールダウンのジョギングをする選手たち。応援する矢作真美さんも少しだけ一緒に走った=6月15日撮影

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練習前、運動場に早く着いたアクーン選手(右)とアブラハム選手は昼寝をする=6月15日

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練習後に話をするマイケル選手(左)とルシア選手=6月16日撮影

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初めての記録測定後に記者の質問を受ける5人。ルシア選手(19)は恥ずかしがり、一歩引いて小さな声で答えた=6月6日撮影

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自主練習を終え、コーチのジョセフ(59)は、笑顔で練習場をあとにした=5月1日撮影

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