ログイン

九州豪雨 泥にも負けず

2020年7月。九州を襲った豪雨は各地で河川の氾濫を引き起こし、流域の「日常」を水浸しにした。 濁流が引いて残された泥の中から、日常を取り戻そうと奮闘する被災地の人々の姿を描いた。

図・写真

球磨川が氾濫して孤立した民家=2020年7月4日午後、熊本県人吉市、朝日新聞社機から、遠藤啓生撮影

図・写真

熊本県球磨村の神瀬地区にある神瀬保育園の園庭には「こうのせほいくえん120メイヒナン」のメッセージが書かれていた=2020年7月5日午後、朝日新聞社ヘリから、小川智撮影

図・写真

救出される特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者=2020年7月4日午後、熊本県球磨村、金子淳撮影

図・写真

特別養護老人ホーム「千寿園」では、見つかった人を運び出す車両に手を合わせて見送る姿もみられた=2020年7月5日午後、熊本県球磨村、金子淳撮影

図・写真

熊本県芦北町の土砂崩れ現場では、重機を使って行方不明者の捜索が続けられていた=2020年7月4日午後、長沢幹城撮影

図・写真

電線の高さまで水位が達した球磨川の氾濫。漂流物が電柱などに絡みつくなか、孤立した集落の人たちがボートで救出された=2020年7月5日午前、熊本県球磨村、金子淳撮影

図・写真

濁流が押し寄せた球磨病院の待合ホール。椅子などは撤去され、泥をかぶったカルテが残されていた=2020年7月7日午後、熊本県人吉市、藤脇正真撮影

図・写真

熊本県人吉市で96年続く履物店「つぼや」には、泥だらけになった靴が散乱していた=2020年7月5日午前、遠藤啓生撮影

図・写真

筑後川の支流・玖珠川が氾濫し、大きな被害を受けた天ケ瀬温泉。牛乳販売店の軒先には、泥水が詰まった牛乳瓶が無造作に積み重なっていた=2020年7月10日午前、大分県日田市、加藤諒撮影

図・写真

校舎が浸水した芦北高校福祉科の入浴介護実習室には、泥まみれのマネキンが横たわっていた=2020年7月8日午後、熊本県芦北町、細川卓撮影

図・写真

筑後川の支流・玖珠川が氾濫して濁流が流れ込んだホテル「成天閣」。真っ暗なロビーで、従業員やボランティアが泥かきをしていた=2020年7月8日午後、大分県日田市天瀬町、加藤諒撮影

図・写真

大規模に浸水した福岡県久留米市の住宅街=2020年7月8日午前、朝日新聞社機から、長島一浩撮影

図・写真

福岡県久留米市で、冠水した道路を水しぶきを上げて走る乗用車=2020年7月8日午前、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影

図・写真

横倒しになった「グリーンパークさかもと」前の時計。半分は泥につかり、針は10時23分を指したまま止まっていた=2020年7月10日午後、熊本県八代市坂本町、柴田悠貴撮影

図・写真

熊本県人吉市の中心街で、雨の降る中、ごみ袋で作ったかっぱ姿の少年が母親と一緒に片付けの手伝いをしていた=2020年7月9日午後、細川卓撮影

図・写真

熊本県人吉市の焼酎蔵元「大和一酒造元」で、麴室の解体作業などをする下田文仁社長。「酒つくりの心臓部がやられてしまった。解体せざるを得ない」と話し、汗をぬぐった=2020年7月11日午後、藤原伸雄撮影

図・写真

筑後川の支流の玖珠川が氾濫し、一階部分が水浸しになった親戚の縫製工場で泥出しを手伝う木村耕士さん。自身が経営する焼肉店「花鳥使」を臨時休業して駆けつけた。ミシンなどが散乱した工場で、泥をかき集めては一輪車に載せて表通りに運び出す繰り返しで、背中から湯気が立ち上った。降りやまない雨の中、「汗も雨もこうなったら一緒。構ってられないよ」と話した=2020年7月10日午後、大分県日田市、加藤諒撮影

図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真 図・写真