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住民のよりどころ 守りたい

原発事故の被害を受け、一度は住民がいなくなった福島県浪江町の神社を守り続けてきた宮司がいる。 散り散りになった住民をつなぎとめるために

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標葉神社の掃除後、烏帽子をかぶり、祝詞を読み上げる準備をする、宮司の井瀬信彦さん(89)。表情がひきしまった=3月15日撮影

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標葉神社の本殿に飾ってある13年前の遷宮祭の記念写真を見る井瀬さん=3月15日撮影

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清掃と月次祭を終え、津島稲荷神社の本殿をあとにする井瀬さん。扉を閉じると一礼し中を見つめた=3月15日撮影

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ひとり祝詞を読み上げる井瀬さん=3月1日撮影

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本殿が解体された国玉神社。「(国道沿いの)目立つ場所にあるから『どうするんだ?』『ほったらかしなの』と聞かれることもあったが、解体できてほっとしている」=2月17日撮影

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本殿が解体された国玉神社。鳥居は地震で崩れたままだが、氏子が中心となり再建に動き出している

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解体される前の国玉神社。地震とその後の雨風にさらされ本殿の腐食が進んでしまった=2018年10月撮影

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帰還困難区域にある津島稲荷神社でひとり祝詞を読み上げる井瀬さん。「神主がこうやって来ている。『じゃあいってみっか』っていう住民がいるかもしれない」=3月15日撮影

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津島稲荷神社で祝詞をあげる井瀬さん。「声を出すからか不思議と寒さは感じない」=3月15日撮影

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津島稲荷神社には原発事故直後に手書きした「復興祈願」の旗が今もはためいている=3月1日

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国玉神社のほこらに奉納されたお札=3月1日撮影

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いわき市に避難中の夫婦はもう一度浪江町に自宅を建てるため、地鎮祭を井瀬さんに頼んだ。「これまでも手紙やおふだを毎年配ってくれたり住民を気遣ってくれた。当然地元の宮司さんにお願いしようと思った」=3月4日撮影

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標葉神社の境内には東日本大震災前の絵馬が奉納されたままとなっていた=3月1日撮影

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標葉神社の拝殿を掃く井瀬さん。漏電を心配し、電気は通していない。木の実の殻が多く「小動物が入り込んでるんだね」と笑った=3月15日撮影

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標葉神社でひとり祝詞を読み上げ、帰る準備をする井瀬さん=3月1日撮影

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標葉神社で祝詞を読み上げる井瀬さん=3月1日撮影

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標葉神社で祝詞を読みあげる井瀬さん。漏電を防ぐため、電気は通していない=3月15日撮影

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国玉神社で、禰宜の息子と一緒に祝詞を読みあげる井瀬さん=3月15日撮影

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井瀬さんが毎月2回、神社を回り読みあげる祝詞。故郷への想いが込められている=3月15日撮影

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津島稲荷神社本殿の扉を閉める井瀬さん=3月15日撮影

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標葉神社をあとにする井瀬さん=3月15日撮影

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